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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産・住宅購入マニュアル > 暮らしが10倍楽になる!コンセントの設置数は良く考えて決めよう。

2018-06-19

暮らしが10倍楽になる!コンセントの設置数は良く考えて決めよう。

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冷蔵庫に洗濯機、テレビにレコーダー、パソコンにスマートフォンやタブレットといった電気製品の普及によって、現代の暮らしは非常に便利なものになっています。そのために必要性が増しているのが、コンセントの数と適切な位置です。

広くてきれいなマイホームでも、ほしいところにコンセントがなかったら、生活の動線や家具の配置も限られたものになってしまいます。あとからコンセントの数が足りないとなっても、増やすのは簡単なことではありません。意外と見落としがちなコンセントの存在が、住まいの快適性を大きく左右するのです。

コンセントの基礎知識

住宅を建てる際、分電盤のなかで電気は複数の回路に分けられて各部屋に届けられるようになっています。1つひとつの回路で使える電力には上限があって、それ以上使ってしまうとブレーカーが落ちてしまうことがあります。ですから、使用電力が大きくなると考えられるところには、専用のコンセントを設けるなどして必要な電力を使えるように設計します。

注文住宅をこれから設計して建てるという場合には、間取りや設備を決める過程でコンセントの数や位置も自由に決めることができます。家族が多い住宅ではそれだけ多くの電気製品を使うことになりますし、充電に使うことも考えると必要なコンセントの数は相当なものになります。そうしたことを考慮して決める必要があります。

「コンセントが足りなければたこ足配線すればいい」と考えるかもしれませんが、たこ足配線は上限以上の電力消費につながりやすく、そこから熱をもって火事を引き起こすことにつながる危険が高いのです。そのため、消防庁ではたこ足配線はやめるよう警告しています。

コンセントの数が多いと固定資産税が上がる?

一方で、コンセントの数を増やそうと考えるときに気になるのが、「コンセントの数が多いと、建物に課税される固定資産税が高くなってしまう」といわれていることです。コンセントの数が多いと、固定資産税を計算する際の評価額が高くなり、それだけ税額が増えるというのです。

この点については、「固定資産税がいくらぐらい増えるのか」「日常の利便性や火事の危険性回避を担保する価値に照らして、その増額はどうか」という点に着目して考える必要があるでしょう。仮に評価額が多少高くなったとしても、固定資産税は評価額の1.4%が原則ですし、実際にはさまざまな軽減措置などもありますから、実際の増額は思ったより大きくないということもあります。

なお、日本電気協会が電気工事向けのマニュアルとして策定した「内線規程」では、部屋の広さによって推奨するコンセントの数が「4畳半までの部屋の場合、100Vのコンセント数2個」「6畳までの部屋の場合、100Vのコンセント数3個+200Vのコンセント数1個」といった具合に記載されています。コンセントの数を決めるにあたっては、「この内線規程の推奨数プラスアルファ」を参考にするといいでしょう。

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コンセントの増設費用は?

新築時に設計したコンセントの数では足りなくなった場合、あるいは中古住宅を購入してもともと設置されていたコンセントでは足りないと考えた場合、コンセントを増設したいと考えることもあるでしょう。電気の配線は家の天井を通しているのが一般的で、コンセントを増設する場合には天井から新たに配線を分岐させて下ろすことになります。

その位置が工事の難しい場所でなければ、工事に必要な穴を天井にあけて配線を分岐する作業を行い、コンセントを下ろします。こうした作業であれば、あけた穴を補修する費用と電気工事で済みますから、1か所につき1万円から3万円程度でできることが多いとされています。

しかし、位置によっては大がかりな工事になりますし、特に気密性の高い住宅などでは、使われている断熱材の関係から配線の追加や変更が困難であるということも。そうした場合はさらに多くの費用がかかることもあります。

おわりに

コンセントはあとから増設も可能とはいえ、そうしなくてもすむよう極力設計段階できちんと検討しておきたいもの。そのためには、新居の間取りとそこで使う予定の電気製品をリストアップしながらコンセントの使用シーンを具体的にイメージしておきましょう。

それをベースにハウスメーカーや設計士に相談すれば、より現実的な検討ができるはず。将来的なライフスタイルや高さまで考えて決めていくと失敗が少なくてすむでしょう。