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マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > 費用回収に10年かかるって本当!?太陽光発電設置費用とマンション戸建てで異なるメリットデメリットについて

2019-05-11

費用回収に10年かかるって本当!?太陽光発電設置費用とマンション戸建てで異なるメリットデメリットについて

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自然エネルギーが地球に優しく、環境保全効果の高いことは理解していても、自分で導入するとなると費用対効果が気になります。システム設置には当然安くはないコストがかかるため、それがどのくらいで回収できるのか判断に苦しむところです。太陽光発電の設置費用とその回収、導入のメリットデメリットについて解説していきましょう。

太陽光発電の設置費用と費用回収について

まずは太陽光発電でもっとも気になる、設置費用と費用の回収について考えていきます。

太陽光発電システム設置費は値下がりしている

太陽光発電を設置するのに相当額の投資が必要になるとわかっていても、具体的な金額までは案外知られていません。実はこの数年の間に、太陽光発電の導入にかかる費用は大幅に下がっています。

気になる設置費用

住宅用の太陽光発電システムは10kW未満が一般的ですが、現在の価格は1kWあたり18~24万円前後が主流となっています。かつての相場は50万円近くしていたので、その頃から比べるとかなりの安さです。

そのため以前は最低でも300万円といわれていた初期費用は、現在の平均が150~200万円程度となっています。

しかし太陽光発電システム設置による収支を考える場合には、導入費用のほかにメンテナンス費用も加算しなければなりません。太陽光発電でコストを回収するためには、長期にわたる年数がかかり、その間順調に稼働させるための、メンテナンス費用も含めた上でのコスト計算が必要です。

一般的な家庭であればメンテナンス費用(積み立て分含む)は、相場で年間15,000円弱が必要だそうです。

回収分は売電収入プラス自家消費量

通常の家庭ならば太陽光発電システムで得られた電力の3割が自家消費され、7割は売電に回すことができるといわれています。

導入イメージ

月1.5万円の売電収入が得られれば、10年間では180万円の収入となります。そこに自家消費分で節約できた電気料金を加え、初期投資費用とメンテナンスにかかる費用を差し引いてプラスになれば、10年で回収できるということになります。

もちろん日照の頻度、設置の状況によって発電できる量が異なるため、必ず毎月売電で確実な収入が得られるとは限りません。しかし導入した多くの人は、月1~3万円程度の売電収入を得られているようです。

太陽光発電による売電価格は「固定価格買取制度」の期間が過ぎると、大幅に下がります。ただ、初期投資が回収された後は自家消費分の電力が賄えるだけでも、家計費にとっては相当なプラスになると考えられます。

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戸建てで太陽光発電を導入する前に知っておきたい事

戸建て住宅で太陽光発電を導入する前に、理解しておきたいポイントがあります。

導入するメリット

戸建て住宅で太陽光システムを導入するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

光熱費を削減と売電収入

太陽光で電力を賄えるので、光熱費を抑えることができます。エコキュートや蓄熱などを付加すれば、さらに効率的な利用が可能です。

災害時の電力供給

災害時でも太陽光発電ができれば、最低限の電力を確保することができます。エネルギー自立型の生活が可能となれば、突然の停電でも安心です。

寿命が長く・システム性能も向上

技術の進歩により太陽光電池が安価になっている上、性能が向上しています。システムの寿命も長くなり、故障も少ないようです。

設置場所が不要

屋根を利用するため、敷地面積に関わらず発電に十分な面積を確保できます。
自治体によっては、設置費用への補助金制度を提供しているところもあります。

補助金制度がある

太陽光発電をはじめ、再生可能エネルギー熱利用設備導入に関する経費の一部の補助もあるようです。各種支援制度|なっとく!再生可能エネルギー参考

売電方法について

太陽光発電を対象とした売電方法には、2つの種類があります。
参考サイト:固定価格買取制度|なっとく!再生可能エネルギーより

余剰電力買取制度

自分の家で使った残りの電力を、電力会社に買い取ってもらう制度です。
自治体などの公的な補助金が受けられるほか、売電単価が10年間固定となるため安定した価格で売ることができます。

全量買取制度

10kW以上を対象に、自家消費に関係なく発電した電気をすべて買い取ってもらう方法で主に事業者が対象となります。特に補助金の制度はありませんが、20年間固定の売電単価となります。

マンションの太陽光発電は戸建てに比べるとお得?

最近ではマンションの屋上に太陽光発電システムを備えているところも、多く見られます。マンションの太陽光発電の、メリットデメリットを見ていきましょう。

マンションでのメリット

マンションに太陽光発電を導入した場合には、以下のようなメリットがあります。

屋上スペースの有効活用

マンションの屋上は危険回避のために、立ち入り禁止となっていることがほとんどです。太陽光を十分に浴びながら、単なる空きスペースにしておくのはもったいない話です。太陽光パネルを設置すれば、余剰スペースである屋上の有効活用となります。

安定収入の確保

マンションの屋上であれば設置容量を10kW以上とし、全量買取での運用も可能です。20年の間、一律料金となるため、発電した電力から安定収入が得られます。

マンションのイメージアップ

太陽光発電を行っていることで、エコに配慮した「ソーラーマンション」としてイメージアップができます。

電力の全量買取をせずに自己消費型にすれば、オール電化マンションとしながら、入居者の電気料金を抑えることも可能です。入居者獲得のための付加価値が付き、稼働率の向上につながります。

また「自家発電」のシステムを備えていれば、災害や停電に強いマンションとして入居者から安心と信頼を得られるのでイメージアップになるでしょう。

マンションでのデメリット

マンションで太陽光発電システムを導入する場合には、デメリットもあります。

導入費用が高額になる

太陽光パネルを設置できる面積が大きいほど、導入費用も高額になります。賃料との兼ね合いも考え、初期投資が回収できるのか良く検討する必要があります。

発電量と世帯数のバランス

ソーラーマンションをうたっていても、全世帯数分の電力がすべて賄えなければ電気代を抑えるのが難しくなります。発電量と世帯数のバランスを見ることが重要です。
すでに入居者がいるマンションでは、導入にあたり住人からの同意を得る必要があります。

後付けが難しい

入居者に対してのメリットが明確でないと、同意にこぎつけず、難航する可能性が高くなります。現実問題として全室退去後か新築でなければ、導入は難しいと考えられます。

おわりに

太陽光発電は国や自治体も導入を推奨しており、環境保全や継続的なエネルギー確保への大きな効果があります。一方で初期費用が下がったとはいえ、価格的には決して簡単に決められるものではありません。自治体の補助金制度を活用し、施工会社やプランを良く検討しながら、住宅に合わせた導入を選択することが大切です。


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